趣味:易占、安岡正篤氏の書籍について 干支の活学
今回は趣味について少し。
最近、安岡正篤氏の書籍を読みあさっているのですが、その中の一冊「干支の活学」という本は干支について正しく語った本となります。
皆さんご存じの干支は子丑寅~の方だと思いますが、これは12支で、これに10干、すなわち甲乙丙丁戊己庚辛壬癸との組み合わせ、(読み方は木火土金水それぞれの兄(え)弟(と) 甲はきのえ、乙はきのと、となります)つまり最小公倍数である60年を一周期として、各年の特徴がわかってくるものであります。 干支を一回りするため、60歳を還暦、というわけです。
2019年は己亥の年で、己は土から芽が出ようとしているが外部の寒さなどの環境により押しとどめられている様子を表しており、己は起であります。
亥は核であり、大きなエネルギーをもって、押しとどめられた下から新しいものが生まれる時であります。亥は刻でもあり今までのものがバラバラに刻まれ終わることも意味しており、まさに時代の変革の起点となる年であります。
そういう意味を踏まえて2019年を見ると、まさに平成が終わり、令和が始まって、翌年の子の年には子供がたくさん生まれる=繁栄を予期する年に向かって世代交代をした、干支の考えに基づいた計画性が垣間見える訳です。
過去はどのようなことがあったかというと、己亥は1959年で、NHK教育テレビの始まりや京セラの設立、ハワイがアメリカの50州目となり、水俣病原因が有機水銀であることが報道され、アメリカ軍那覇空港での核ミサイル誤射、チベット蜂起などがあり、さらに遡り1899年では、中学校令の改正、日本電気の設立、バイエルがアスピリンを商標登録し、フィリピン革命が起こった年の様です。
社会や身近なことというのは、入れ籠構造となっておりまして、大局で見ても、自分たちの身の回りに於いてみても、不思議と当てはまるものであります。
自分の身の回りでも、旧来のものが終焉を迎えるであろう動きと、新たに大きなエネルギーを持って動きだそうとしているものが、私が主体的に関わるもの関わらないもの問わず起こってきております。 この動きはさらに年末にかけて活発になっていくことでしょう。
いずれにしろ、時中を得ること、貞しくあることを心掛ければ、亨り、咎無くすむものと思って取り組んでいきたいものです。
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